漫画の描き方。制作過程、キャラクター(絵のことではなく) 漫画制作 2018年02月26日 ゲーム制作(ていうかスクリプト)の記事は最近メモ用に書いていましたが、そういえば漫画の記事は書いてないなと思って書くのにしました。自分の制作について感じたことの記録です。プロ向けではなく趣味の範囲向けです。(マンガを描いてみたいけど描けないって人の役には立つかな(?)子どもの頃ゲームや漫画が好きで自分もマンガを描きたいなーと思って(ゲームは作り方がわからなかった)もなかなかできなかったなーという記憶があります。オリジナルのキャラクターをたくさん作りました。自分のキャラクターを漫画にしたいなと思ったのですが、なかなか漫画にするのが難しい、そしてだんだん気が付きます、ゲームのキャラクターデザインと漫画のキャラクターデザインとアニメのキャラクターデザインは目的が違うって。商業のゲームは主に、ゲームデザイナー、ディレクター、イラストを描く人、モデリングする人、BGMを作る人、シナリオを作る人等々複数の人で制作します。ゲームのキャラクター絵は、ゲームデザイナーやシナリオライターの人が発注した設定で描かれます。3Dにするキャラクターなら360度の細かい指示や設定画が必要になりゲームで動かしたときどうなるか、も大事な要素なんですね。アニメのキャラクターは(漫画原作のもので原作絵に似せるコンセプトのものは別ですが線の数を減らした量感のある形、デザインでできています。(量感というのは、重さや質感、存在感のことです)一枚絵のような細かい書き込みの有るものはアニメの線画で動かすのが大変ですアニメは1本のアニメーションとして完成してなんぼなので、限られた線で立体感を表して、何枚も動かさないといけません。デザインだけじゃなくて、描き方も違いますね。アニメーターは線を描く人と、色を塗る人、など商業では分野に分かれます。アニメーターの動画の仕事に就職する時に作って提出するポートフォリオは色がついていな線画なんですって、あとパースがとれてる絵とか(実際に見たことはありませんが)限られた輪郭線だけで質感、重さ、立体が描けないといけませんから色彩よりも先に学ぶことがあるんだそうな。アニメでもゲームでも、プロを目指すときには、自分で1人で全行程を担当し完成できる長さの作品を完成させておくと、自分の向き不向きがわかります。進路選択にも関わるので1つ作品を完成させるというのはとっても大事です。分業と言っても連携が取れないといけませんし、他の工程もわかってる方がいいですよね。最近はインターネットもPCのソフトも充実しているので1人でもいろんな作品ができます。いろいろやってみたくなりますね。さて、話が戻ると漫画のキャラクターはやっぱり漫画で動かすことが前提なので、よほど描画が好きなタイプでないと線の数が多いキャラクターは描くのがたいへんですね。あと、カラーで描くか、グレートーンで描くかでも、見せ方が変わります。そして漫画など、ストーリーのあるものはやっぱりオチがついてなんぼです。キャラクターの設定も、ストーリーに全部入れる漫画にできませんので設定だけ先にたくさん作ったキャラクターは漫画にするのが大変です。私はキャラクターから作ったもので描きたいのは設定の一部分をピックアップして漫画にしています。後は、『どう行動する』か、が大事なんだなーといろいろな記事を見たり、描いたりして思います。漫画は小説と違って1ページに入る情報量が少ないので相当内容を絞らないと、大大長編になって、描くのも読むのも大変になってしまいます。とくに作画は時間がかかるのでモチベーションの維持がたいへんです。だから漫画には『計画』がすごく大切です。好きな場面や描きたいシーンだけをピックアップして数ページだけ描いて満足するのもいいのですが(二次創作とかオリジナルで『作品』にしようとするとなかなか難しいです。4p漫画とかいうジャンルも今ではありますが。自分のキャラや世界のオリジナルストーリー、描きたいですよねー!まずは30~40pの読み切りだ!ということで『プロット』を作ります。舞台とキャラクターを用意して、その舞台で起こったことに自分のキャラクターだったらどう行動するかなということを考えてラストまでの行動の流れを作ります。このときキャラクターをいっぱい出したいですが絞ります。(絞り切れてません漫画ばっかり描いてますが私あと主要登場人物は5人以下にします。30pなら2、3人くらいが限界な気もしますがもっと絞らないといけないけど、自分なりには絞っています^^;(マダマダー次の漫画ではもっと意識するの繰り返しじゃ!おおまかな誰がどーなってこーなってどーなるができたら『シナリオ』を作ります。シナリオは=脚本です。小説ではありません。(漫画描けないときに書いた)小説から漫画に起こそうとしたこともあるのですがうまくいきません!地の文があるからです。小説は完成したメディアなので、他の見せ方にする時にはまず、シナリオ(脚本)が必要になります。漫画にするための、セリフと場面やそこで描きたいことのメモなどをテキストで細かくラストまで作ります。 テキストができたら、テキストを元にネームにします。ネームにしながら、絵とコマにしたときに見やすい順番やアングルなどを悩みます。ここは顔アップで描きたいとか決まってる時はそれに合わせて他の大きさを調整したりして、ネームを描いてテキストを直して、もういちどネーム、みたいな感じで、行ったり来たりします。 とりあえず読めるかな、というのになったらペン入れして仕上げをします。テキストの上5行分くらいが漫画になりました。 シナリオテキストもすぐにできないですけど、がんばってテキストを仕上げてネームにつなげると漫画にすることができます。(私の場合)絵で先に浮かんでいるところはテキストに絵のメモを付けて置きます。制作にはとても時間がかかるので、描いたり書いたりしとかないと忘れます。テキスト作ってる時に1~2pくらいでこういう内容をやりたいと考えて作っています(漫画にするとページ数も内容もずれたり変わったりします。つか予定よりだいたい伸びます;▽;もっと何回も繰り返すと、ズレが少なくなるかもしれません。あとセリフだけあるけど、具体的な絵や構図が思いつかないとき描けない時は資料を探します。今はインターネットがあるしペイントソフトに建物・人物の3D素材まで入っているのでいろんな構図を考えやすいです。思いつかないのは想像力が無いのではなく『インプットが足りない』からです。背景の入れ方とか、持っている漫画の構図や描きこみを参考にします。キャラクターだけじゃなくて漫画ページ全体を写すとわかることがあります。プロだともっと作り方は違うかもしれませんが私の漫画の描き始めはこんな感じです。1つ描けたら、次が広がります。漫画、描くの大変でめんどくさいけど自分の頭の中に住んでいる人たちを描いてくれる人は自分しか居ないので描いて、目に見えるようにすると、とーっても楽しいです。あといろんなクリエイターさんの描かれた熱意がや方法論とても参考になります。豚でもわかる構成の基本1(NとUのストーリーライン)https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=50742232豚でもわかる構成の基本3(変わる部分の構成1)https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=51425238中島ゆいちろうさんの「まんがをかくねずみ」https://mangahack.com/comics/4787一次創作をやる人はぜひ見たらいいと思います。ストーリーラインの話は、漫画に限らずです! PR