ティラノスクリプト_コンフィグでSE音量とボイス音量を分ける方法
コンフィグにはBGM音量とSE音量の調節ボタンしか
ついていません。
しかし、SEのバッファチャンネルを複数に分けてその一つをボイスに当て、
バッファチャンネルごとの音量調節を追加することができます。
ティラノ開発者のシケモクMK様が
こちらで手順を公開して下さっています。
https://tyrano.fanbox.cc/posts/914163
しかし、この方法は、ティラノスクリプトV460のバージョンになります。(テキストファイルで編集すればティラノビルダーでも導入可能です
※ティラノビルダーでconfig.ksファイルを開いて保存するとファイルが壊れて
動かなくなるので必ず、テキストファイルで開いて編集する必要があります。
ビルダーではいじらない。もし、いじってしまって動かなくなったら、
新しいゲームプロジェクトのデフォルトファイルで上書きしちゃいましょう。
原因わからんし……)
現在最新のティラノスクリプトはV505になっています。
V4とV5ではいろいろなところが違うようです。
ティラノスタジオで制作中の
V5をゲームエンジンにしたゲームプロジェクトで
このボイス音量調整を導入する方法を
ためして、いろいろいじったので忘備録に記録しておきます。記事の通り、config.ks、make.ksに記述を追加していきます。
ここで問題になるのが、
画面サイズとconfig.ksの記述が違っている部分です。
サンプルファイルが980×640の画面でできていて、
v5で現在作っているゲームの画面は1280×780なので
そのまま入れるとこんな風にずれてしまいました。
(これは少し数値をいじっているので、そのままだとSE音量のボタンの上に
重なっていました。ついでに押して、割り当てたボイス音量を操作することは可能でしたが
コンフィグを開いたときはボタンが表示されません。)
↑小さくずれた黄色いボタンがあります。これが追加したSEボタン。
これを解決するべく、config.ksの各部分をいじっていきます。
まず、シケモクMK様のサイトから(サンプルのコピー)
そして、v460のコンフィグ.ksは数値指定で座標が入っていましたが
v50Xは数値を代入して呼び出せるようになっているので、
とりあえずseの段をコピーしてvoに書き換えて追加します。
次に音量調節ボタンを表示する部分、サンプルファイルからコピーしたものだと
980×640のサイズの数値指定になっているため、直します。
ここの表示位置に手打ちで数値いれるか、
x="&tf.config_x[0]" y="&tf.config_y_vo" exp="tf.current_vo_vol
を挿入して表示位置を指定します。
ここが、1280サイズににするときとてもわからんかったの;;
もしくは
ちなみに、h130の位置はBGM音量の上の段にしてあります。
表示するとこんな感じ↓
ボイス音量100%の位置↑ ボイス音量ミュートの位置↑
隙間がないのでBGMの上段にVOのボタンラインを持ってきてます。
位置がOKになれば、あとはボタンの溝画像をコンフィグの背景にたします。
続いて、コンフィグ初回起動時の画面更新、se部分をコピーしてvoに書き換えて追加
音量変更の部分を追加(サンプルファイルからコピー)
ここでbuf設定ができます。ここで指定した数値と
make.ksに入れるタグの数値を合わせましょう。
ボタン画像を更新する部分
画像、直し忘れがありますが、seをコピーしてvoに変えてください
最後にconfig.ksの末のほう
画像の読み込み(コンフィグ画面の起動時のみコール)
の部分、seをコピーして追加、voに書き換えます。画像の読み込み(コンフィグ画面の起動時のみコール)
これで、config.ksの変更は終了です。
次は、make.ksに
[seopt buf=1 volume="&sf.current_se_vol" effect=true]
[seopt buf=0 volume="&sf.current_vo_vol" effect=true]
先ほどのconfig.ksに挿入したbufと合わせます。
この辺のことはシケモクMK様の記事をよく読み込んでください。
https://tyrano.fanbox.cc/posts/914163
そして、
config.tjsファイルを確認します!
今までいじっていたconfig.ksはシナリオフォルダのやつです。data>systemフォルダのconfig.tjs の
// ◆ サウンドで使用するスロット数をあらかじめ定義します。
;defaultSoundSlotNum = 3;
を確認します。
[playse]タグで指定できるbufの数を定義しているところだそうです。
ここを3にすると。
buf=0 buf=1 buf=2
の3つが使えるようになります。
これで、シナリオファイルで、voに指定したbufの数値で
ボイスを音声を流せば、ボイスとSEを分けてコンフィグで音量調節が
可能(なはず…!)です!!
今回config.ksファイルとにらめっこしたおかげで、
わかったことがいろいろありました。
ボタンの位置の数値指定ならレイアウト変えられそうだぞ。
(数多いからバランスよくするのすごい大変そうだけど)
有料などで、コンフィグのプラグイン配布されている方もいるので
そちらを利用するのも手ですがね!
ではではお疲れさまでした。
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