ティラノスクリプト_コンフィグでSE音量とボイス音量を分ける方法 ゲーム制作・ライブ2D 2021年05月16日 デフォルトではボイスはSE扱いで、コンフィグにはBGM音量とSE音量の調節ボタンしかついていません。しかし、SEのバッファチャンネルを複数に分けてその一つをボイスに当て、バッファチャンネルごとの音量調節を追加することができます。ティラノ開発者のシケモクMK様がこちらで手順を公開して下さっています。https://tyrano.fanbox.cc/posts/914163しかし、この方法は、ティラノスクリプトV460のバージョンになります。(テキストファイルで編集すればティラノビルダーでも導入可能です ※ティラノビルダーでconfig.ksファイルを開いて保存するとファイルが壊れて 動かなくなるので必ず、テキストファイルで開いて編集する必要があります。 ビルダーではいじらない。もし、いじってしまって動かなくなったら、 新しいゲームプロジェクトのデフォルトファイルで上書きしちゃいましょう。 原因わからんし……)現在最新のティラノスクリプトはV505になっています。V4とV5ではいろいろなところが違うようです。ティラノスタジオで制作中のV5をゲームエンジンにしたゲームプロジェクトでこのボイス音量調整を導入する方法をためして、いろいろいじったので忘備録に記録しておきます。まず上記の、シケモクMK様の記事からサンプルファイルをDLします。記事の通り、config.ks、make.ksに記述を追加していきます。ここで問題になるのが、画面サイズとconfig.ksの記述が違っている部分です。サンプルファイルが980×640の画面でできていて、v5で現在作っているゲームの画面は1280×780なのでそのまま入れるとこんな風にずれてしまいました。(これは少し数値をいじっているので、そのままだとSE音量のボタンの上に重なっていました。ついでに押して、割り当てたボイス音量を操作することは可能でしたがコンフィグを開いたときはボタンが表示されません。) ↑小さくずれた黄色いボタンがあります。これが追加したSEボタン。これを解決するべく、config.ksの各部分をいじっていきます。まず、シケモクMK様のサイトから(サンプルのコピー) そして、v460のコンフィグ.ksは数値指定で座標が入っていましたがv50Xは数値を代入して呼び出せるようになっているので、とりあえずseの段をコピーしてvoに書き換えて追加します。 次に音量調節ボタンを表示する部分、サンプルファイルからコピーしたものだと980×640のサイズの数値指定になっているため、直します。ここの表示位置に手打ちで数値いれるか、x="&tf.config_x[0]" y="&tf.config_y_vo" exp="tf.current_vo_volを挿入して表示位置を指定します。ここが、1280サイズににするときとてもわからんかったの;;もしくは ちなみに、h130の位置はBGM音量の上の段にしてあります。表示するとこんな感じ↓ ボイス音量100%の位置↑ ボイス音量ミュートの位置↑隙間がないのでBGMの上段にVOのボタンラインを持ってきてます。位置がOKになれば、あとはボタンの溝画像をコンフィグの背景にたします。続いて、コンフィグ初回起動時の画面更新、se部分をコピーしてvoに書き換えて追加 音量変更の部分を追加(サンプルファイルからコピー)ここでbuf設定ができます。ここで指定した数値とmake.ksに入れるタグの数値を合わせましょう。 ボタン画像を更新する部分画像、直し忘れがありますが、seをコピーしてvoに変えてください 最後にconfig.ksの末のほう画像の読み込み(コンフィグ画面の起動時のみコール)の部分、seをコピーして追加、voに書き換えます。 これで、config.ksの変更は終了です。次は、make.ksに[seopt buf=1 volume="&sf.current_se_vol" effect=true][seopt buf=0 volume="&sf.current_vo_vol" effect=true]を追加します。sf.current_vo_volのbufは先ほどのconfig.ksに挿入したbufと合わせます。この辺のことはシケモクMK様の記事をよく読み込んでください。https://tyrano.fanbox.cc/posts/914163そして、config.tjsファイルを確認します!今までいじっていたconfig.ksはシナリオフォルダのやつです。data>systemフォルダのconfig.tjs の// ◆ サウンドで使用するスロット数をあらかじめ定義します。;defaultSoundSlotNum = 3;を確認します。[playse]タグで指定できるbufの数を定義しているところだそうです。ここを3にすると。buf=0 buf=1 buf=2の3つが使えるようになります。これで、シナリオファイルで、voに指定したbufの数値でボイスを音声を流せば、ボイスとSEを分けてコンフィグで音量調節が可能(なはず…!)です!!今回config.ksファイルとにらめっこしたおかげで、わかったことがいろいろありました。ボタンの位置の数値指定ならレイアウト変えられそうだぞ。(数多いからバランスよくするのすごい大変そうだけど)有料などで、コンフィグのプラグイン配布されている方もいるのでそちらを利用するのも手ですがね!ではではお疲れさまでした。 PR